猛暑の過ごし方 Track by SJK Rap by 詩朗人,SELLER Mix by SELLER [詩朗人] 風が運ぶ日差しはまるで粘つくように 自転車でどれだけ急ごうともその呪縛からは逃れられないまま 次々と映り変わる景色 背を伸ばす河川敷の木々 蝉しぐれが降り注ぎ 溶けたアイスに群がる蟻たち 顔にまとわりつく羽虫 うなだれた紫陽花 無人のベンチ 無言の信号機 手をつながない二人 日傘をさす老婦人 人を詰め込んだバスを横目に 熱されたアスファルトをたどり帰宅 クーラーの設定温度を下げ冷蔵庫からビールを取りだす こうして僕は地球温暖化よりも 自分の快適さを優先させる あぁ 喉元を過ぎる頃には暑さも全て無くなればいいのに・・・ 至福の一口がたちまち汗に変わる日曜日 [hook] 多すぎる太陽の出番 道はまるで焼けた鉄板 酷すぎる炎天下 そいつは四季の欠陥 [SELLER] 風のない昼下がり さっき汲んだ水がない 喉カラカラの中また新たな欲 腹が鳴る 起きる→食う→寝る 日が暮れる ワンパターン 裸だって 違和感なく居れる 真夏 最中だし ほらまた窓の外 蝉からの野次 どやされる中 口には汗の味 生活の範囲はベッドと便所 金さえあったら 冷房も入れるよ 今年もニュースで見た熱中症 家も外も物騒 今日も 最高気温と奮闘 こんな毎日 クソ なけなしの金で逃げこむファミレス ドリンクバー暑いの逃れる 太陽に中指 日が沈んだら俺らの時間だ 交わせ杯