03 夏の香り / nucorap Track:H.i.D 夏の香りが便り あの時あの娘に 心射止められ僕はまどろみ まるで揺れる陽炎 「夢の続きへ連れていってあげよう」 って無邪気で眩しい笑顔したあの娘は 夏椿に似てたんだ どこか このまま時が 止まって欲しかったけど 水差したんだもう 通り雨が 手を引かれ商店街のアーケード 海沿いの街を駆けるマーメイド 汗ばんだ肌 吸い付く制服の シャツから透けたのは下心か 日が差してキラキラ光る水面は 僕と君の心映し出したような そんな穏やかな夕凪の中 僕は君に溺れていった 夏の香り アスファルトが火照らされて 茹だる熱気上がってく水蒸気 夏の香り 部活帰りの君のお気に入りの制汗剤 夏の香り 甘酸っぱい記憶 即 色濃く 心の奥底に届く 夏の香り 夏の香り 夜遊び 堤防歩きながらハスリン バケツとライターと線香花火 蒸し暑い夜でも感じる温かみ 無造作に束ねた髪 あなたらしい 触れようと思えば触れられる距離 少し手を伸ばせば繋げるのに 脳に描いてるストーリー どうにもこうにも先に進まない だが気まぐれな君 に振りまわされる日々 僕の心見透かしてる? 危なすぎる そんな君企む策略に はまって向かった夏祭り 甘ったるいりんご飴舐めてたら ナチュラルに奪い取った 心臓バクバクに 花火打ち上がった瞬間爆発し 口にしてしまった言葉 軽はずみ 夏の香り アスファルトが火照らされて うだる熱気上がってく水蒸気 夏の香り 部活帰りの君のお気に入りの制汗剤 夏の香り 甘酸っぱい記憶 即 色濃く 心の奥底に届く 夏の香り 夏の香り 指折り数え ひぃふぅみぃあ夏 あの娘はしゃいで 水しぶき放つ 途端に駆け抜けるいいBreezeが  待ちわびてたシーズンインザサン 大人になりきれてない僕たちの 想い出はいつも夏の匂いがした