SIXCOPETA - 四季  薄紅 花景色 たんぽぽの綿毛  結び目はアラベスク 反復の中で  咲いて 散って せつなさを感じ  はかなげに薫る風 オーガンジー  ふわりと長い髪がなびく  遠く 鮮やかに花火  夜景クルージングデート  胸がやけに苦しくて  風立ちぬ ヴィオロンがすすり  隅で 今は理不尽や  日頃のタスクに 重ねた杞憂  すみれ ひまわり フリージア  その節目をインクに 絡み付けたら  忘れはしないよ 肌に冷たさ  やがて朝焼け 茜色の楓  ああ 僕のままで どこまで…  窓ガラス 結露 吐息を曇らせ  沈んでいくセピア色 遠い記憶の螺旋  手のひらにとけるは 粉雪のシャーベット  温もりと出会う こんな夜更けの調べ  地軸 公転 一巡し また  一字一句肯定 4 Seasons  散った仲間達 一期一会  もっと真ん中 立ち位置こっちへ  変わった環境 ちょっと意気込んで  暖かい気温 よそ行きコーデ  この気持ちは皆も変わらないから  流れる水面は花筏  白い畦道 すれ違った君は  僕の中の残像に すっかり居座り  日傘くるくる 素敵じゃないか  詞は軽くループ スマイリースマイル  街行けば夕暮れ 物思いは募る  ものも言わず飲み込んだモノフォニーワーズ  並木通り 赤や黄で染まりゆくわ  誰かに会いたい季節 somebody to love  ココア片手 夜空またたく  ベテルギウス プロキオン シリウス  個々を合わせ 言葉を並べて 過ぎ行く時を記す  汽車の窓辺から見える 遠い愛も  花の首飾りも てんとう虫の絵も  Baby 不思議じゃない?って体験も  アンニュイで寝床に 沢山捨てたっけ、もう  眩し過ぎる波が 白く砕け  サンダル跡をつけ 海岸アラウンドビュー  ただようブイ見れば ひどく不安げ  潮風閉じ込めた 貝殻の渦  頬杖つき放心する 私の悪い癖  four seasons 想い出に変えて  浜ですくわれる 形の無い夢  裸足もかまわず summer days rag  気温がぐっと下がる 音楽と遠ざかる日常  西の方から雨 降って  君は頬赤らめ 静かに問う  いつかきっと果実が実る  簡単単純 meet me in  黄白色に光る道 甘い指きり  ハートのスナック 外が吹雪こうと  あなたの音伝う ダッフルコート  text / SIX, ぺーた, SYNCOPEACH  beat / 大槻なな  2018.10.7